About
会社紹介
西染工株式会社は1954年に愛媛県今治市で染色加工会社として創業しました。現在は繊維関係の染色、加工、製作を行っています。「染まるものはなんでも染めてみる」をモットーに、染めにくい染料と素材にも積極的に取り組んでいて、均一で高品質な仕上がりは高い評価を得ています。
近年では自社のノウハウやアイディアを活かした商品開発も行っており THE MAGIC HOUR は瀬戸内海をイメージした西染工オリジナルのアウトドアブランドです。中でも「今治のホコリ」は産業廃棄物のカラフルなホコリを使った着火剤で、ユニークなネーミングと原材料で代表的な商品になっています。
また熱や水を多く使用する業種のため環境負荷削減も重要なテーマです。社内でも定期的に省エネ計画を実施し、染色業界でも早い段階で重油ボイラーから天然ガスボイラーへ転換するなど、会社全体で環境問題に取り組んでいます。
Management policy
経営理念
理念
人と地球の未来を見つめ「染め」を通して豊かな生活文化を創造します。
Information
会社情報
事業内容 | 染色加工 繊維製品企画製造販売 |
本社郵便番号 | 〒794-0027 |
本社所在地 | 愛媛県今治市南大門町4丁目5-1 |
代表者 | 山本 敏明 |
創業 | 1954年 |
設立 | 1968年11月 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 60人 (2024年4月1日現在) |
公式Webサイト | 西染工株式会社 西染工株式会社オンラインショップ |
Interview
代表者
インタビュー
代表取締役
山本敏明 氏
Q. 会社について教えてください
父が昭和29年(1954年)に創業しました。父は創業前に京都の西陣で仕事をしていました。その技術を持って今治に帰って、さあ商売しようかという時に、タオル織機を入れるか、加工をするかで悩んで、織機だとタオルを自分で売りに行くようになり、それはあまり得意ではないからと染め加工を選んだと聞いています。
私は二代目です。若い頃は音楽で食べていこうと自衛隊の音楽隊まで誘いがあって真面目に考えていたのですが、父の駆け引きがあって会社を継ぐことになりました。会社のことなんてさっぱりわからなかったですね。
平成3年(1991年)のリンゴ台風で当時木造だった工場がいろいろ壊れました。ちょうどその頃から東京や各地のお客さんが工場見学したいと要望があって、この工場は見せづらいと父を説得して、自分でこの機械はここに入るだろうと図面を引いて全部やりました。自画自賛でもありますがこの工場には愛着があります。
Q. 早くから環境問題への取り組んでいると聞きました
染めは熱と水を多く使う仕事です。昔は重油のボイラーを使っていました。これは運転すると黒煙が必ず出て、火事と勘違いされて消防車や警察が来たこともありました。まずは自分たちの周辺環境に気を遣うところがきっかけでガスボイラーに変更しました。これで省エネ大賞を受賞して、同時期にオーガニックの糸を加工しませんか?という要望もあり、これらが組み合わさって人権や環境問題に興味を持ち出して真剣に取り組むようになりました。現在でも加工材料などを定期的に見直して環境に配慮しています。
Q. モットーである染まるものはなんでも染めてみるについて聞かせてください
難しいことや普段やっていないことでもみんなで考えて、完璧にできなくても、こういうやり方でこうしたらここまでのものができますと提案しようとずっと言ってます。
昔、完成した革製品を染めて欲しいという依頼がありました。そもそも革を水につけるなんてありえません。染める方法も情報がまったくなくて、自分なりにいろいろ試してから染めてみました。仕上がったものを確認するとそれぞれに丸い水玉模様が入っていました。パンチングの穴が空いた窯で染めたのでその穴が模様になったんですね。これは弁償になるかも…どうしましょうと連絡すると「これがいい。素晴らしい。もう一回して欲しい」と言われました。基本的に均一な同じ製品を作っていたので、何もかも一緒じゃなくてもいいんだと驚きましたね。ただ、もう一回は再現できるかがわからないので丁寧にお断りしました。
Q. アウトドアブランドについて教えてください
環境問題や様々な依頼を受けている中で、何か物を作りたいという流れがありました。会社がやってきたことが全部繋がって生まれたものですね。
Interview
社員
インタビュー
商品事業部 部長
福岡友也 氏
Q. 貴社のアウトドアブランドである THE MAGIC HOUR の立役者とお聞きました。お仕事内容を教えていただけますでしょうか
元々は加工事業の営業をしていました。社内で以前から何かを作りたいねという話がありずっと考えていました。また、社業が染色なのでタオル以外のものを作りたいという意識は強かったですね。
私は営業という立場でいろんなところに行って物を見たり、情報を収集してたりしてたので商品開発を任されるようになったんです。
2018~2020年頃に偶然社内で体制が整って、アウトドア事業、アウトドアブランドを立ち上げようというのが最初でした。
Q. アウトドアブランドである THE MAGIC HOUR についてお聞かせください
THE MAGIC HOUR は瀬戸内海全体を考えて生まれたブランド名です。今治のイメージはしまなみ海道がメインになりがちなんですが、それもひっくるめて島々のある広島、岡山、愛媛、香川と瀬戸内海すべてが入っています。今治のホコリはもちろん、瀬戸内海、浮かぶ島々、泳ぐ魚たち、四国八十八ヶ所をデザインしたブランケットやタオル織機で織りあげた nishi デニムなどタオル以外のものを織った商品があり、今後も新しい商品が続々と登場予定です。
Q. 今治のホコリについて
キャンプ場で焚火をしている時に思いつきました。何がアウトドア事業の中でできるだろうと考えている中で生まれた商品です。ホコリのイメージは家庭だとエアコンのフィルターに集まるような細かなホコリが近いものです。今治のホコリは染色後に専用乾燥機のフィルターに集まったものばかりで非常にきれいな新品です。
商品は社員が手で詰めています。同じ色でも配色を考えて完成の色合いが異なります。バズった時は申し訳ないぐらい毎日毎日詰めてました。今はある程度ストックができてますね。
Q. キャンプのきっかけは?
子どものころ父にキャンプに連れて行ってもらいましたね。ちょっと焚火して泊まるぐらいの簡単なものでした。大人になって落ち着いてくると一人でやろうかなとなって基本的には一人なんですよ。コロナの時期にまあキャンプの回数が増えました。すごく焚火好きみたいに見られていますが、キャンプが好きです。
今治は東側に行くと朝日が見られて、西側に行くと夕日が見られる恵まれた環境です。友達が来ると朝日と夕日どちらがいい?と聞きますね。大抵夕日と言われますね。
Interview
社員
インタビュー
綿製品企画・営業
藤原亜里紗 氏
Q. 会社に入ったきっかけを教えてください
小さい頃から絵をかくのが好きで、高校でデザイン系の学科に進んで Illustrator や Photoshop を勉強しました。就職する際に先生からおもしろい会社があるよと紹介されて、社長のインタビュー記事を読んでものづくりへの熱意を感じて就職活動しました。
Q. 今の仕事内容を教えてください
今は商品撮影や商品リーフレットの作成、ベビースタイのデザインをしています。過去にはつなげて ZOO クッションをデザインしました。一貫生産体制で自分が欲しいものが作れるのがいいですね。
Q. 仕事環境について聞かせてください
のびのびと自由に仕事ができます。作業進行の共有はするけれど〆切についてあまり厳しく言われることはありません。お互いにリスペクトして支え合っています。
苦戦していることは現在進行中の編み機操作です。思い通りにできないので試行錯誤している最中です。
TimeTable
スケジュール
8:00 出社 | |
9:00 朝礼後・業務開始 | 社内業務 |
12:00 お昼休み | |
13:00 業務開始 | 社内業務 |
17:00 退社 |
求人情報
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